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パラブーツ グリース

パラブーツにはリスレザーというオイルレザーのような革が使われており、防水性が高いことも知られている。何年か履いていると普通の専用の油性クリーム(ビーワックス)を使ってもリスレザー独特の風合いがなくなってくる。そこで登場するのがこのグリース。
直営店でも品切れになることがあるような商品でネットでも入荷待ちがしばしば。
たまたま直営店に在庫があったので購入して持っていた。まあそんなに使わないので1缶あれば何年も使える。

基本的に年1回を目安に使うもので、まずステインリムーバーで汚れやクリームなどを落としてから、グリースを指先とか布でなじませるようにしっかり塗る。かなり油分があるので夏場だとすぐに柔らかくなる。しっかり伸ばしながらしみこませて、そのまま24時間放置しておく。

24時間放置すると表面に艶がなくなりいかにもワックスを塗ったような風合いになる。

これをブラッシングして終わり。ブラッシングしても通常の油性クリームのような艶感は出ない。油性クリームで色を入れる場合は、ブラッシングした後になるが、せっかく油分たっぷりのグリースを塗ったばかりなので、そのまま履くほうがパラブーツらしい気もする。まあこのまま1か月くらい履いて、次のメンテの時に油性クリームを入れようかと思っている。この作業はいつもリスレザーのパラブーツ3足とも同時に行うようにしている。ちなみにあと1足パラブーツのシャンボードを持っているが、海外店で直輸入した際に先方の間違いで届いたのがグッドイヤータイプでソールもアクテムソールのタイプだった。面倒だったので返品しなかったが、これはリスレザーではなくかなり質感の高いカーフだった。国内販売もあるようだが通常モデルより少し高く、しかもほとんど見かけない珍品だった。ややドレスタイプなのでジャケットにも普通に使えるので重宝している。

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