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ノイマンTLM103を久しぶりに使ってみた

Neumann TML103はノイマンとしては廉価版のマイクである。以前も所有していて一時期ペルーソに入れ替えていたが、ペルーソより好みだったのもあり、再度こちらに変更した。前回はシルバーだったが今回はたまたま安かったブラック。

このマイクのカプセルはU87と同じで、トランスレスであることが特徴。トランスがあることでノイズ耐性が強くなるなどメリットも大きいですが、トランスがないことで感度が高くなったり、ひずみのない低域を収音できたりするメリットがあります。

廉価版ではTML102もありますが、実際に使った感じでは別物でした。102はより小さく、カプセルも違っていて、ノイマンらしさはあってもボーカルなどの臨場感では103のほうが圧倒的に良かったです。

さてこの103を使っていて感じるのは、とにかく音が前に来る感覚です。逆に短所ともいえるかもしれませんが、音が近い感じです。たたそれでも中低域がふくよかで素直でクセがないため、いろんなボーカルに対応できます。Roswell Calaresはやや高域に派手さがあるのと、粘っこい音なので、素直な音がほしい場合はやはりこちらが良いです。

もちろんもっと良いマイクがいっぱいあるんですが、自宅で使うのはこのあたりがマックスではないかと思っています。

 

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