これも今置いていたら差額で儲かったベース。
そもそも流通本数が少ないため高騰しているのだろう。アレムビックといえば20代のときにスタンリークラークに憧れ、当時ヤマハが代理店をしていた際に店頭処分のディスタレイトという廉価版を購入して4~5年使っていた。ピックアップが1つだったのもありどうしてもあの音は出なかったのを記憶している。
時は流れて、このベースは2ピックアップでしかもショートスケールなので、スタンリークラークのベースに近い一本。
だが実際には違って、スタンリークラークのベースはもちろんカスタムメイドだが、そもそもシリーズ1という外部電源で電力を供給するタイプで、専用のパワーサプライ、5ピンキャノンケーブルが付いている。
このモデルは普通に006P電池2本で駆動するタイプ。なので2つのピックアップの間にハムキャンセラーが付かない。ピックアップもシリーズ1はシングル2本だが、これはハムバッキング。ハムキャンセラーが付かないのでその対策なのかと思う。
ノブ式のピックアップセレクターないので少しデザイン的にはすっきりした印象がある。
アクティブサーキットはさすがにアレムビック。プリアンプのノブを回すとまるでフィルターのように音が変化する。ただこのモデルはシリーズ1ではないため、Q設定などできないため一般的なアクティブ回路と同様の使用感でそんなに迷うことはないが、音作りではさすがに劣る。フロントピックアップがややリア寄りなのでスラップなどはまだやりやすい。
最も驚いたのが2点。1つはこのサイズのベースなのにトラスロッドが2本入っていること。ねじれを修正できるようだが、おかげで重い。
あとショートスケールだが30.75インチで一般のショートスケールより若干長い。
ダダリオのショート弦では少しだけ短く、ロングスケールではペグに巻けない。
他を試すのが面倒だったので結局アレムビック正規弦で対応していた。これがなかなか高い。最近思うに、、ある程度の投資目的でこのレベルのものを持って置くのも良いかなと、 シリーズ1のユーズドで状態良いのがあれば狙いたいところ。
一度これを手にしているので、次もしも手にするならシリーズ1になるんだろうな。シリーズ1はパワーサプライ付いてるので、扱うには大掛かりになるのが難点ではあるが、、、