以前紹介したがLewittはAKGから独立して立ち上げられたマイクブランドの一つ。
基本ラージダイヤグラムのモデルは円筒状ではなくAKGのように角ばっている。
価格帯はAKGより安く最も廉価なものは1万円台で手に入る。
このモデルもどちらかというとエントリーモデルで5万円ちょいとなる。同じLewittでもアッパーなモデルは20万円超えで最も高いものは50万円近くする。その点では価格幅の広いメーカーである。
高価格帯は真空管とFETを切り替えできるものなど機能性が高いモデルなので、このモデルでAKG C414クラスに該当するのだろう。そう考えるとAKGの半額程度である。
このマイクはボタン操作で指向性を8種類切り替えできるもので、現在の指向性をインジケータが示してくれる。中国生産のようだが造りはしっかりしていて、高級感もあり、サスペンションホルダーも使いやすく、それなりの強度である。
さて肝心の音だがまずクリアではっきりとした音。悪く言えば中低域は弱い。
さすがにノイマンTLM103あたりと比較するとだが。
以前使っていたAKG C214より確実に情報量は多い。C214も価格があがって5万円近くするので。指向性を切り替えできる機能性を考えるとこちらのほうがお得だと思う。
たしかに個人で初めてマイクを買うのに、コスパ高いから選ぶことは難しいだろうとは思うので、C214を買って使ってから、こちらを買ってみればよくわかるかと思う。
いろんなマイクを使う機会が増えてきて、初めてノイマンTLM103を使った時はかなり感動したが、以前紹介したMXL GENESISの方がブランドによる満足感を除けば、確実に驚かされた。実は今手元にもうノイマンもロズウエルもなく、これとGENESISだけになっている。明日あたりにちょっとマニアックなものが届く予定だが、実力はどうなのか?楽しみ。