11月の選挙まで2か月あまりとなった。今回の選挙はかなり日本にとっても影響が出そうだと思える。
日本のメディアではカマラハリスを称え、支持率も圧倒的だと報道している。アメリカでも大手メディアはカマラハリスを中心に報道しているようだ。
現実的にはカマラハリスには副大統領の3年間あまりで何もしていないことも事実。国境問題も解決せずに放置してきたし、評価に値することは何もない。国民が冷静ならば選ぶはずはないが、日本と同じくアメリカもメディアに洗脳されている層が多い。
トランプ氏は暗殺事件後、やはり方針を変えたように思える。より一層 味方を固めて臨もうとしているようなのだ。以前からフォックスニュースのタッカーカールソンはトランプ寄りだったが、彼はフォックスを追い出されても明確にトランプ側に付き、トランプ氏やプーチン大統領との対談など歴史的なことを成し遂げた。あくまでもジャーナリストとしてのスタンスだ。この2人のタッグも広報としては強い力になる。
そして次にイーロンマスク。もともと民主党側だったイーロンマスクがいつの時点でどう変わったのかはわからないが、ウクライナへ初期にスターリンクを送った時点では、まだ民主党寄りだったのだろう。何らかのきっかけで言論統制に気づいたのか、ツイッターを買収した以降で、明らかにスタンスが変わった。もともとテスラでトランプ氏とは意見に違いがある部分も多かったにせよ、今回一致した中で支持する動きとなっている。
もっとも驚いたのが、やはりRFKジュニアの連帯だ。彼はガチガチの民主党で環境左翼だった。またトランプのワクチン政策(ワープスピード作戦)には批判的だった。ファウチの闇を書籍で発刊し、医薬や食品業界、CIAなどの問題を追及してきた。背景にはJFK暗殺や自身の父の暗殺の闇もあるのだろう。今は完全にネオコンの傀儡になったケネディ家で孤立して戦っている。娘が元CIAだったというのも背景にある。
大統領選挙に立候補し、トランプと共闘など当初はあり得ないと語っていたが、ここにきて支持を示した。自身が勝てないことも理由にせよ、自身よりアメリカという国をカマラハリス側に渡してはいけないという決意なんだろう。
意見が一致しないことはあっても、一致できることですすめるのが民主主義の基本。このタッグは今世紀で最も大きなタッグではないかと感じている。
そしてトゥルシー・ギャバ―ド。もともと民主党の下院議員だ。しかも20年の大統領選挙候補者だった経歴の持ち主。20年以降で民主党を批判し、22年に民主党を離党しているが、当時から大衆に人気は高く、今回トランプ氏を完全すると表明した。
まるで水滸伝のように強者が集まってきている。
カマラハリスはバックアップする戦争屋の力と共和党でもRINOと言われる、結局はネオコンの傀儡だった層を取り込んでいる。
彼らは自らの利権のために戦い、トランプ勢は国家のために戦う。これで国家が負けたらおそらく終わりだろう。日本では利権を戦う勢力がまだまだ弱いが、同じような構造にしない限り植民地から抜け出すことはない。