今回デモして購入に至ったのは、AVALON V737。
言わずもがな定番のチャンネルストリップ。
チューブプリ、コンプ、EQとこれも至って普通である。
何故これを選んだのか? 結局アバロンの音だったに尽きる。
この実機は見たことはあっても使ったことは無かったが,DIのU5は以前に持っていてベース録りに使っていた。U5はチューブではなくトランジスタなのだが、不思議なことにこのプラグインもかなり似た音だった。これがアバロンらしさとか偉そうなことは言えないが、何んとも言えない締まりのある音。ハイファイオーディオの音でもある。
ニーブやUAプリのようにやや暴れる感じではなく、芯があってミッドローが締まった音なのである。この音って欲しい時は良いが、ダメな時もある。これが良かったこと。
ベースで上手く音を詰めるとマーカスミラーのようなシャキッとしながら低域が出てくるドンシャリサウンドも出せる。スラップにはコンプの威力も良いのでUNISONで掛け録りするのも良い。
他のチャンネルストリップにはない、独特のクセのある音なので使い分ければ面白い音である。