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モンブラン 1858 (型番113860)限定モデル

断捨離という訳でもないが、仕事ももうすぐ完全にリタイアになる。今もすでにそうだが第一線で働くこともない。時計は好きでこれまでいろいろ変遷してきたが人生も終盤に向けて整理をすることにした。まずパネライのラジオミール8デイズは売却。フランクミュラーのトノーカーベックスも処分するか迷っている。

少なくとも時間を見るための時計の目的はそんなに必要がなくなった。ファッションでもこれまでほどこだわることもない。そんな中でラジオミールのデカさと威圧感は不要になってきた。あと正直言うと8デイズの自社ムーブはオーバーホール+磨きで10万円コースとなる。またベルト交換も気軽にできるほど楽じゃない。

もっとシンプルな機械式が人生終盤には良いかと思えてきたのもある。

たまたまメルカリで見つけたのがこれ。モンブランって万年筆メーカーである。

2000年代にミネルバ社を買収してから本格的に時計を作り出し、パネライと同じリシュモン傘下でどちらかと言えばアンダーラインになるのだろう。

主流はドレスタイプであるが、あえて軍用ビンテージ風の1858を選んだ。

モンブラン 1858 (型番113860)限定モデルで、ほぼ同じ仕様に型番113702がある。

113702も既に廃番のようだが、113860との違いは文字盤の数字や針の蛍光塗料の色だけのようで、今回入手した限定モデルの113860はよりビンテージ感の強い黄ばんだルミノバ塗料を使っている。それだけで限定858本ってそんなに嬉しくない気もするが。

ムーブメントは今はもうリシュモンでは取り扱えなくなったETAユニタス6498-1を少し弄っているようだが、初期のパネライのように手を入れている訳でもなく、基本的にそのまんまのような感じである。正直機械式時計に精度をそんなに求めていないのでクロノメーターであるとかどうでもいい。むしろ昔の懐中時計由来のシンプルな手巻きであることが人生最終版には良いかという判断である。これからそんなに収入もなくなるため、維持費もシンプルな方がいいかとも思うし、高級時計で気分を高めて仕事に出ることも必要ない。ぼちぼちで、出かけて使うときに手でゼンマイを巻く。そんな感覚もいいかと思う。

音楽制作ではハイテクをすすめているが、生活においては食材や手作りにこだわったり、時間をかけて過ごすのも悪くないかと思う年齢になってきた。

 

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この時計サイズは44㎜とデカい部類になるが、厚みが薄くて実際にはめてみるとパネライより遥かに小ぶりにみえる。