ちょっとマニアなブログ

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api500シリーズを使いだして今の評価

8月にapi500を導入して4ヵ月ほど経過しました。よく知らない状況だったのでシャーシはサウンドハウスで最も安かったMIDASのL6というもの。MIDASは50年ほど前に英国で立ち上げられたメーカーで業務用コンソールなどを販売してきたが、現在はベリンガーグループ(ミュージックトライブ)傘下となっています。ちなみに業務用グラフィックイコライザーで人気だったクラークテクニックも同じ傘下。現在のPA向けの卓などの販売はしているが全般的に低価格路線を打ち出しています。このシャーシも海外の評価はそんなに悪くなかったので最も安いという理由だけで購入しています。

仕様目的は歌録りのノイマンに合せるプリ(BIG SIXのSSL以外で)を導入したかったためで、別に6Uまで必要だと思っていませんでした。

結論としてapi500シャーシは隙間が空いてたら入れたくなります。

マイクプリはPortico511を選びましたが、HiZ入力が無かったのが残念ですが、基本的に欲しかった音なので満足しています。あとはユーズドのオンパレードで、勢いで買ったPortico511 EQとElysia Xpressorとこの段階で6Uのうち4つが埋まってます。ちなみにEQもコンプも当初は歌の補正程度で考えていたため1chで良かったのですが、たまたま出物があったためXpressorを選択しました。歌録りに関しては、正直言えばコンプはなくても対応できます。ダイナミックレンジは大きいですが、今の機材は昔よりSNも良いため、ピークを越えない入力ゲインを設定すれば、ノイズも気になるレベルではなく無音箇所を除去すればなんとでもなります。いちおう歌録りにもElysiaを入れてますが、ほんの少しピークで引っかかる程度にし、原音を重視しています。

EQも同様ですが、むしろEQはベース録りやミックス時(サミングで行っている)にボーカルトラックに挟んで、色気を付けるような使い方が中心になっています。録り時にもトランスを通るせいか多少音に変化はあるため、マイクに合わせてレベルは上げずに通すことはあります。

Xpressorを入れたことで、2ミックスに使うほうがメインになりました。XpressorはVCAタイプで反応も速く、原音重視型であるため攻めというより補正に使える素晴らしいコンプだと思います。2ミックスにはSSLに搭載されているGコンプをかけて全体のまとまりと全体の音の強さを出し、Xpressorのサイドチェーンフィルターを80~100hz程度に置き、やや長めのリリースタイムでバスコンプよりやや高い位置のまとまりを作っています。ちなみにどちらのコンプもがっつりかけず、軽く引っかける程度です。

そんなこんなで、結局500シリーズをがっつり使うことになっていますが、やはり埋めたい病でもう1つコンプを入手します。これも中古ですが、FMR AUDIO RNLA500です。これもVCAで動作するようですが、FMR AUDIOはレベリングアンプとして設計しているようでTEKETRONIX LA2Aというオプトコンプのような用途となります。FMR AUDIOではRMCが最も人気ですが、原音重視タイプなので今回はあえてこちらにしました(まあ中古なので出てこないと買えませんw ちなみに新品の半額以下で買えました) こっちは1chなので歌録り、ベース録りに積極的に活用するかと思いますが、スネアなどのミックスにも挿せそうなので、いろいろ試していきます。

500シリーズを導入して良かったことは、場所をとらないで様々な機材を導入できること、電源確保も問題ないことです。

ダメなことはやはり埋めてしまうこと、それとサイズが小さいので操作性は少し落ちるかと思います。今のところ音質が悪いとかいうのは何も感じていません。

中古で出物があれば、あと1つ空いているので埋めてしまいそうですが、埋まれば増やしにくいので、打ち止めできるかと思います。