ちょっとマニアなブログ

ベース弾き、コンポーザー、ちょっとマニアな内容満載かもです

Elysia Xpressorをマスターバスに使ってみた。

歌録りが終わり、いわゆる入口系がほぼ完了したので、これからはミックスモードに入る。その関係でapi500のElysia コンプをSSL BIG SIXのマスターバスのインサーションに接続した。まずここでバカなミス。インサーションは背面にあるが、背面から見るとLRなのだが、卓の正面から見ると逆になる。それを確認せずに挿したが当然ながらインサートボタンを押した瞬間に左右が反転するw 気を取り直してやり直し復活。

いろいろ触るうちにわかったのが、サイドチェインフィルターの効果が大きいこと。

設定周波数が31~1kまでと広範囲であるため、回すだけで音の景色が変わる。良い悪いとかではなく、どこにフォーカスした音を作りたいのかなのだ。30~50あたりでは大きな変化はないが、100~200と変えるとベースが前に出てくる。もっと上げるうちに埋もれてたハイハットがでてきたりして、ここまでコンプで音が作れるのかとわかっていても感心した。少なくともどんな音を自分が作りたいかとイメージしていないと迷うだけである。ハードは再現性ではデジタルには及ばないが、操作性と意外性(触っているとたまたま良い結果になること)だが、プリセットが無いので、使い込むことで機材のクセを知り欲しい結果を短時間で出せるようにするスキルが必要である。

多くのプラグインを持つことで、簡単に欲しい音が出せるようになったが、それはプリセットの修正が主。最初から本当に機材の特性を知って、欲しい音を出せるのが本来目指すべきものだろう。ネットでもハードを持ち上げるネタは多いが、ハードを買って使うことは、それなりに機材を学ぶ覚悟も必要だと思ったほうがいい。ただしそれがプラグインでの音作りにもつながっていくだろう。