ちょっとマニアなブログ

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生成AIのこと

Chat GPTの台頭以降で生成AIなるものが大きな脚光を浴びている。

DTM界隈でもYOUTUBEに作詞、作曲の時短ツールとして絶賛した動画をあげている人もいる。ただDTM関係者のSNS反応はいまいちに見える。

そりゃそうだよ、時短で曲作りできるツールだから良いよって程度ならクリエーターは気持ちが動かない。申し訳ないが自称クリエーターでそんなツール動画作っている時点で、クリエーター特性は失って、エンジニア目線しかないから。

AI=これまでの人間の英知の集合体であることを忘れてはいないか?

もちろん人間が誰からの影響を受けて、似た曲や絵を描くことはある。これと似たロジックなのかもしれない。ただ他人が作った制作物やアイデアの断片で最終成果物を作っているに過ぎないってことを忘れていないか?

生成AIで作った制作物は既に誰かの著作のパクりであり、人間が生み出すエラーもほぼ ないなら、そこにクリエーター特性はないだろう。無料で他人のものを使って、自分で考えもせず時短して成果物をお金に換えようとするなんて、クリエーターとしては最低レベルだろう。 まあそれで作ったものが自分の成果物であると思えるなら、勘違いも甚だしい。

AIでミックスやマスタリングが変わったのは事実だろうが、AIではなく人間だから起こす都度のエラーはAIには表現できないだろう。そもそもエラーのレベルや方向性や頻度などもタイミングで全て異なるのだから。

AIマスタリングのオゾンも使えばいいと思うが、その音を聞いて自分が好きかどうか判断すること、どんな風に作っているのか知ることが無ければ自分では何もできない人が増えるだけ。そんな世界は不要だろう。