以前紹介したAtelier Z M#245/70。ピックアップはオリジナルだが、プリアンプはBaltolini XTCTを搭載している。ボディはアッシュで重め。ネックはメイプルというAtelier Zのど定番。普通の245と違うのはリアピックアップの位置が70年代ジャズベース位置であること。わかりやすく表現すると、マーカスミラーのPowerのような音が素で出る。もちろんベースとトレブルをフルブーストすることが前提。
この音がある意味個性的なので、僕はこのベースフルブーストでしか使っていない。
まあ普通の音ならレイクランドの方が素直であるのも事実。フルブーストすると音は前に出ない。聞こえやすい帯域のミドルがないから当然だろう。よく抜けないというか声を聞くが当たり前だ。ライブでは使ってないが、ライブ時は、意識してアンプのミッドをあげた方がいいのだろう。ただレコーディング時は、この地を這うような低音とハイが混じり合ってムチムチする音を活かしている。キックと被るため、キックはハイのパチパチした音を強めに出すような音が作りを心がけている。まあ好みもあるが、RNC1773コンプと相性が良い感じだ。