最近のお気に入りのEQはこれ。SONTEC MEP250をモデリングしたもの。ソンテックという名前を初めて聞いたのは、80年代に当時サンレコによく広告が載っていたミュージックデザインである。当時 この広告でも絶賛されていたがどんなものが全く理解していなかった。
見た目通りGML8200にもよく似ていて、パラメトリックイコライザーの原型ともいえるモデル。manleyのマスタリングEQも機能的には同じだが、EQのQに対する帯域の可変がメーカーや機種でことなるため、EQの世界は深いと言える。Qを自由に変えられるデジタルEQを多段でかけても同じような音は出せるのだろうけど、そもそもそれに費やす時間がかかるのと、デジタルでは再現できない倍音（汚れにも通じるか）も結果的に音に影響することになる。
IK Multimediaにも同じsontecのプラグインがあったが、個人的にはこちらのほうが好みである。見た目もあるが、２ミックスにもチャンネルにも使える音でmanleyプラグインより元気な印象がある。実機も最新バージョンで海外サイトにあるようで50万未満らしい。GMLなら100万円を超えるので比較的安いようだが、ビンテージな機種をモデリングしているようなので、新品のハードは違うのかもしれない。
