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Waves Scheps73 EQはおすすめ

フリーや有名どころも含め星の数ほどあるプラグイン。自分自身も長く続ける中で使ったことのないプラグインも含め数多く持っている。結局よく使うのはいつも同じ。もちろんまだチャレンジしていないものあるので、実験的に新曲を作るたびに何か一つ試せばいいのかもしれない。Waves は数年前にMercuryバンドルとSSLバンドルを持っているが、時代遅れとか言われる中で個人的にはWavesは好きだ。

特に女性ボーカルの処理に困ったときにすぐ登場するのがこれ。いわゆるScheps氏が所有するオールドニーブのEQ+プリのシミュレーションのようだ。

EQの帯域は固定(Mid,Lowは可変だがあらかじめ決められた帯域)なので、昨今のEQのように自由度はない。ただなぜかうまくおいしい帯域が持ち上がるため使いやすい。

特にHighの12Khzは秀逸で女性ボーカルが少し締まらないとき、シャキッとハイが持ち上がって存在感が決まる。ブーストした12Khzを中心とした周辺の持ち上げかたを上手く処理しているのだと思う。

MidのパラメトリックEQもバンドを変更しながらブーストすると良い感じになる。もちろんブースト時に極端に持ち上げたりはしないが。

これとよく似た使い方としてPlugin Allianceから販売されているLindel 80もある。ただLindel 80はチャンネルストリップでコンプも付いているのでEQだけで軽く処理したいときにはScheps72が一番だと感じている。EQの帯域が固定されていることを不自由だと思う人も多いかと思うが、SSL Big SixのEQもしかり、長年経験値を持つメーカー側の固定するポイントに間違いは無いかと思う。長年やってきた自分にとってやはりWavesはマストである。

 

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