WCH(仮称)超党派議員連盟総会勉強会という組織があるのをご存じだろうか?
現在WHOはパンデミック時に緊急対応できるためというお題目でパンデミック条約やIHR(国際保健規則)の改正を急ピッチで進めていることに対し、原口氏、須藤氏、神谷氏、鈴木宗男氏など党派をこえた国会議員と井上氏、村上氏など医学会、言論界でも我那覇氏、林千勝氏などが参加されている。政府からも厚労省や外務省が参加しており先日4回目が開催されたようだ。
いくつか重要な論点がある。
①パンデミック条約やIHR(国際保健規則)の改正は国家としての条約に関わるため国会での審議が必要ではないのか? →憲法順守の視点
②WHOが具体的な提案をとりまとめ5月の会議の4か月前に提出することがWHOの規定で決まっているが、まだ出てきていないのに5月に決めようとしている。
③すでにイランやニュージーランドは批准しないと表明。アメリカでもパブリックコメントを行っているが日本は何故か密室論議ですすめている。完全に国民不在である。
④率先しているのが何故かWHOとバイデン政権と岸田政権である。ちなみに武部厚労大臣はWHOに席が約束されているとまで言われており、WHOベッタリである。
⑤WHOの40%が医薬品業者の資金で運営している中で忖度のない判断ができるはずがない。第三者機関が必要であり、WHOに全ての委ねるべきではない。
他にも多くの意見があったので動画を探してみてほしいが、厚労省の質問への返答は残念そのもの。明確な返答は避けたとしか言えないし、どこか奥歯にものが挟まったような対応に見える。
この会議の午後に、原口議員が 上川外相に対し、①の質問を投げた。
結果が「WHO批准時に国会で決議しているため、今回の案件は単にWHOの運用ルール変更の範囲であるため、既にWHOに批准している中で国会での論議は不要である」
このことが通れば、一度でも条約などに批准していれば、その後それがどんなに悪法になっても従うということになる。どうせ上川も言わされているだけだろうが、やはり傀儡であり政治家ではない。国民に主権など無い国になった。