結構大きなニュースだが大手メディアで報じされていないが、サウジアラビアが50年にわたるドル建てでの原油決済の契約を更新せず、自由貿易に舵を取った。
背景にはBRICS取引がある。これが何を意味するか? アメリカ(政府ではなく民間のFRB)が発行するドルで世界中がサウジの原油を買うことで、アメリカは潤う構図だったが、またドルの価値が低下する要因が拡大したということ。
サウジはこれまで親米体制だった。バイデン政権の初期にバイデンがサウジに国内インフレ対策のため原油増産を求めたがサウジは拒否。そのころから風向きが変わっていた。トランプ氏が在任中に中東和平の目的でアブラハム合意を締結させたが、バイデン政権になりこの情勢も変わった。今回のイスラエルのガザ侵攻で、より中東が結束し、イスラエルが孤立。反米姿勢も明らかになったと言える。
サウジをはじめ中東諸国もBRICSプラスへUAEが加わったり、G7と敵対する勢力への傾倒が強まってきている。今回の件もこのことを表しているだけだろう。
イランの大統領が事故死したのも、あくまでも噂レベルだがCIAが工作したのでは?という意見も多い。イランとアゼルバイジャンが仲良くされるのも困る。イスラエルと敵対するイランを孤立化させたいアメリカにとっては、邪魔な存在だったと言われている。結果的にイランが大人だったのだろう。何も動きは見せず単に事故死とだけ報告した。(細かな原因は公表していない。ちなみにイランの大統領が乗ったヘリだけ何故かアメリカ製)
日本人が知らないだけで、イランは今でも親日国で無くなった大統領は日本に対し「いつまでも植民地ではなく独立すべきだ」と語っていた。日本を心配しての発言。過去イランから大量に輸入していた原油を禁じたのはアメリカの命令だけ。核不拡散条約を締結しないこと。アメリカはいつまでも世界の覇者だと思い込んでいる。ちなみに日本にとってイランは敵でもない。
今はもうサウジとイランという中東の大国が宗派は違えどもつながり、双方ともBRICS派となっている。 未だにアメリカ神話から抜け出せない属国日本と傀儡岸田では、ペトロダラーの終焉も見えないふりするしかないのだろう。
本当に世界は変わっているのに、日本人はバカみたいに韓国アイドルや芸能ニュースばかりで本当に必要な情報は国民に流さない。
まあおかげでずっとお花畑で、気が付いた時にはもう手遅れになるのが見えている。