ちょっとマニアなブログ

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ロシア、ブリックスなど点と点がつながってきた気がする最近の情勢

ちょっと長くなるかもしれないが

ペトロダラーの終焉でG7中心の西側が弱体化し次のステップとしてBRICSが中心になるりつつあるが、長年のシナリオだったのかもしれない。

20世紀はロックフェラーが作りあげた石油ビジネスが世界を動かしてきた。エクソンモービルBPなどアメリカやイギリスの石油メジャーがサウジなど中東やベネズエラなど南米の原油搾取し、その取引を米ドルで取引強制(ペトロダラーと呼ばれるもの)することで、強いアメリカと背後で操るグローバル資本が暴利をむさぼり、各地で紛争を起こし兵器産業でボロ儲けしてきた。フランスをはじめヨーロッパもアフリカ諸国などに対し見かけは独立国としながらも通貨発行権は与えず、石油だけでなく金やウランなど天然資源を植民地同然に搾取してきた。結果的に搾取されたアフリカ諸国はいつまでたっても貧困から国民を救えず、苦しい環境を強いられてきた。
ロシアでも社会主義の崩壊とともに、海外資流入し、エリツイン時代にはオリガルヒがロシアの国有資産を貪る中で、ロシア男性の平均寿命がそれまでより約10歳低い50代まで低下する厳しい環境に陥っていた。この悲惨な状況の中でロシアの立て直しに立ち上がったのがプーチン大統領であった。西側資本が破壊しつつあったロシア文化を中止に据え、ロシア正教を保護し、国民の心のよりどころを重視しながら、ロシア国内のオリガルヒを追い出し国有資産(天然資源もしかり)を取り戻してきた。これが現在プーチンが世界の悪を言われる所以である。

我々の見るメディアは、ブラックロックやバンガードなど西側の資本が関わっているため、意図的に情報を流すことなど容易い。

世界を敵に回しながらも国内を経済面、食料生産、軍事面で密かに強化し続けてきたのだろう。アメリカに対してもドルが最大の武器であることを確信しながら、このドルの武器化を終わらせるシナリオも考えてきたのだろうと思う。

BRICSが最初から円滑にすすんできたわけでもなく、背後でプーチンが粘り強くうごいてきたのだろうと容易に想像できる。

ウクライナ紛争についても、いつでも戦争ができる準備を密かにすすめてきて、満を持して戦争に突入したのだろう。ちなみにこの軍事作戦では、ウクライナ国内でアメリカのNIHから資金提供を受けていた生物研究所(いわゆる機能獲得実験を実施)の大半がロシアの手に落ちて既にその根拠となる情報もロシアが手中に収めているなど、きちんと別の利も得ていることが興味深い。それほどウクライナが問題拠点だったのだろう。

ウクライナ紛争でロシアは経済制裁としてスイフトから除外された。これによりドル決済で国際間取引ができなくなった。アメリカなど西側がこれによりロシアを多少なりとも追い詰めることができると思っていたのだろう。

しかしながら2年以上経過してもロシアはダメージを受けず、国内経済も好調な状況だった。プーチン大統領は制裁されることなど想定した上で戦争に入っていたのだろう。

エネルギーも食料も国内で賄えるロシアは微動だにしない。むしろ国際的にはロシアの低価格な食料やエネルギーが欲しい国も多く存在する。そうなればドル以外で取引したい国が出てくるのも時間の問題。

むしろ微動だにしないロシアがアフリカなど植民地支配されていた国やサウジのムハンマド王子など長年アメリカの同盟国という名で強権的に扱われていた国も勇気づけられることになる。同時平行で「ペトロダラーからの脱却」を望む国も今回のことで可能性を確信したと思える。それを具体化したのがBRICSの動きなんだろう。

サウジとイランを引き離し中東不安を作っていたのも結局はアメリカ。イスラエルはネタニアフの暴走(彼自身の問題も裏にある)を止めることは難しいにせよ、イランもサウジもUAE、エジプトもBRICSに加盟した。南米のベネズエラも参加意思を表明し中国が後押ししている。アフリカからもエチオピアが加盟。

最近西アフリカでクーデターが発生した、ニジェールブルキナファソの後ろ盾にはロシアが付いている。グローバルサウスはBRICSと近い関係にある。

西側諸国のこれまでの力は通用せず、エネルギー資源は大半がBRICS側となった。これらの国がペトロダラーから離れれば、確実にドルは崩壊する。既にドルは世界的に落ちているが、日本が支えるから結果的に円はすべての通貨で円安となっているだけなのだ。

現在ロシアはインドムンバイまでエネルギーパイプラインの開発をすすめようとしている。ロシアからアゼルバイジャン、イランを経由してムンバイまでのルートである。

数年前までイランとアゼルバイジャンは紛争状態だったが、ロシアの動きなどもあり現在は解消されていた。そこにきて先日のイランライシ大統領の事故死。このパイプラインを望まないのは当然アメリカ側。イランとアゼルバイジャンの仲を裂きたいのもアメリカである。これに対し事故死にしても変な情報の流れ方など謎が多いが、公式にイランは事故死であると声明を出した。仮に暗殺であってもCIAの臭いがする中で、もうその手に乗らないという大人の対応だったのかもしれない。ある意味これも点と点がつながる瞬間でもあった。

イタリアのメローニ首相はNATOやG7の関係を上手く適当に流しながら、近くインドを訪問する。既にG7ではなくBRICSを見据えているのだろう。

イギリスのシラク首相は次の再選は無い状態で、フランスマクロンも自身は辞任表明はしていないが、次の選挙で自身の正統は落ちることになり、ナショナリストのマリーヌルペンが台頭する可能性が高い。ドイツのショルツも支持率が低く瀕死の状態。まあ重要なパイプラインをアメリカに破壊されても何も言えない首相に国民がついてくると思えないが。今の時代SNSなどで国民は情報を得ているよ。まあ日本だけはバカなテレビばかり見ているので終わっているのだが。

岸田は早く消えるべきだが、アメリカの犬なのでアメリカが引導を渡さないと辞めない気だろう。

いずれにしてもプーチンはおそらく未来を見据えて、様々なパターンを考えてシナリオを練りながら動きを作っている。傀儡の日本政府が未来を見ることはないので、先は破滅しかないのかもしれない。