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BRICS

日本のメディアでは、変わらずプーチン叩きとルーブル下落でロシア危ないなどのニュースを垂れ流しているが、今週BRICS首脳会議がヨハネスブルグで開催される。BRICSは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成されるが、今回プーチン大統領南アフリカで開催のため国際刑事裁判所からの逮捕状が出ており、オンライン参加となるようだ。

BRICSへの加盟には、サウジアラビア、イラン、エジプト、ベネズエラインドネシア、アルゼンチンなど20ヶ国以上が加盟を表明しているようであり、西側諸国との対立姿勢が明らかになってきている。

もともと米国寄りのサウジが反米姿勢に転じ、イランと融和姿勢を取ったことも衝撃的だが、南米ベネズエラなど貧困国として知られるが、世界一の石油埋蔵量があると言われており、中東を含め天然資源の豊富な国がBRICSに集中していることも今後の情勢としては興味深い。またこの間クーデターでフランスからの脱却を図るに西アフリカ諸国もロシア寄りの動きでBRICSとアフリカの連携が強まれば、西側諸国が経済的なダメージを受ける可能性も高いのではないかと思う。

またBRICSを中心にドル決済から脱却し各自国通貨での取引がすすむ可能性がある。仮にこれがすすめばドルは少なからず力を失い、価値を落とす可能性もある。

噂ではBRICS共通通貨の話題もあるが、これはなかなか厳しいだろう。そもそも通貨発行には中央銀行を設立する必要があり、自国通貨を優先したいだろう中国、ロシア、インドが合意すると思えないのもある。

ドルが基軸通貨であることで強いアメリカが成り立っていた。この動きが変わるとき、日本はどうなるのか。アメリカ国債を押し付けられている日本。キャッシュディスペンサーと揶揄される日本。このままでいい訳がない。