この年齢になってより古いアイテムが好きになっている。セーターも数年前までは柄物ではなく単色のシェットランドセーターが好みで、比較的低価格で良質なハーレーオブスコットランドのものを3着ほど持っている。無地なので普通に仕事着にも使える。ただ今年でもう今のサラリーマン生活も終わりを迎えるにあたり、仕事で使うことを意識しなくなってきた。そんな中で柄物のセーターを欲しい思い2枚ほど手に入れた。
世の主流はウール100%ではなくアクリルかアクリル混だが、やはり天然素材が好きなのでウール100にしか興味がない。ただし良質なものは2~3万円もする。しかもなかなか欲しいものに出会えない。要するにファストファッションが主流になりデザインだけで良いため、価格の安いものしか売れないのだろう。
結局状態の良いビンテージを探すことにした。材質、サイズ、デザインさえ良ければブランドにこだわる必要もないが、なかなかデザイン(色含め)でこれというものが見つからなかった。古着なので状態の悪いものも多い。そんななかで手に入れたのが写真のもの。 ブラウンベースの放射線状でまさにノルディック柄そのもの。ノルディックとは北欧の厚手の大き目の柄物セータのことだが、柄の大きさなどでフェアアイルと分けられている。北欧よりむしろペルー製をよく見かける。
今回のものは英国製とあったが、英国ブランド(当時の)発売していた、アイルランド製であった。もちろんウール100%の厚手でかなり暖かい。
ハーレーのシェットランドより厚みもあり編みかたも違うためか暖かいが重い。
数年前に買ったAigleのカウチンもかなり暖かいが、襟も大きいので重すぎて上には何も着れないのと仕事にはきれないため年間で登場するのは数回になっている。
リタイヤしたら気にせずいろいろ着ていきたいとは思う。