ベース録りに最近はフィル・ジョーンズのブリーフケースからライン出ししていたが、もう少し細かく音を詰めたくてコンパクトタイプのベースプリアンプを探していた。過去アギュラーのトーンハンマー、アルビット、HAOベースライナー、プロヴィデンスなど使ったが、どれも満足は出来なかった。もともと劇的にEQを使うタイプではないので、どれを使っても大きく変わらない。なのでアバロンやニーブのプリアンプを使ってプラグインで音を詰めることが多かった。電源スイッチもなくスペースもあるのでアバロンは処分。ニーブのDIは結論的にマイクプリで代用できるので、これも処分した。
イケベプレミアムベースに行って、いろいろ話をしてたら、店長がこれを出してきた。サイズも大きくデザイン的にもちょっと普通じゃない。聞いてみるとアウトレット。定価は62,000円もするらしい。足元に置けないこともないし、ミッドだけでなくベース、トレブル共に周波数が可変。しかも3バンド各々オンオフできる。VCAタイプなのでSSL的な簡易コンプもある。ついでに本体が重くバランスアウトもあって2万円。サドウスキーのオカダインターナショナルがプロユースに輸入したらしい。
ベースのEQは、一般的にメーカーごとに美味しいと思われる帯域を固定し、それがブランドの音にもなる。この機種は英国の著名なレコーディングエンジニアが開発に関わっているらしくそこをターゲットにしたから音を詰められらようにしているのだろう。設定が多くて面倒なのも事実なので、初心者には不向きかもしれない。ここまで来ればQが設定できないのか?灘考えてしまうが、そこまで言うとコンソール使えよと言うことになる。Qやコンプの設定はベースに最適にしてますと言うのが回答なんだろう^ ^ とりあえず使ってからのレビューは次回に。