24年がスタートし、G7に対抗するBRICSが拡大した。
これまでのブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカに加え、サウジアラビア、イラン、エチオピア、エジプト、UAEが新たに加盟した。
アルゼンチンは親米大統領に体制が変わり不参加となっている。
これで世界人口の半数近くがBRICKSの傘下となる。また今後も参加拡大が見込まれ10ヶ国以上が参加表明をしているらしい。今回の拡大で中東の産油大国も加盟し、人口比だけでなくエネルギーベースでも圧倒的な脅威となる。
トピックとしてこれまで基本的に険悪だったサウジとイランがともに参加したことが大きいが、背景にはサウジのムハンマド王子が親米から離れたことがある。実際にバイデンの産油拡大の要請を断ったことも大きい。これまで中東をひっかきまわしてきたアメリカからの離別を行ったと言えるだろう。今回のイスラエル紛争もサウジ、イランの中東大国が同調することに対し、アメリカ(ネオコン、シオニスト)が何らかの邪魔をしたい狙いも見え隠れする。イランは先日スレイマニ追悼式典でのテロについても、大きな動きを避けている。このテロを誰が起こしたか明らかではないが、CIA含め、イスラエル、アメリカのネオコン勢力が裏で動いている可能性もあるだろう。
イスラエルとハマスの紛争でハマス叩きをしながら、シリアのヒズボラや背後のイランを引っ張りだそうという予測が外れ、世界中でイスラエルが叩かれた。(ウクライナ負けを隠したいのもあるが) 大きな見当外れだったのだろう。
もはやアメリカの面子なし。予想以上のダメージを受けているかとも思える。
BRICSの議長国のロシア プーチン大統領は秋にロシアのカザン(?)で会合を開催するが、この地域はロシア正教、イスラム、ユダヤ教、仏教など様々な宗教の信者が平和に暮らしているようで、イスラムの多いBRICSで宗教の違い、民族の違いを差別せずすすめていこうという意図のようだ。
少なくとも今の日本やG7を見るより、BRICSのほうがまともに感じる。これまで搾取されてきたアフリカ諸国もロシアという後ろ盾で安全保障、国防問題をすすめていく。
エネルギーや食糧の自給率も高めていく方向のようで、見せかけだけのSDGSのようなスローガンよりまともだろう。 何せ自給率を下げる努力をしている日本政府だし。
BRICS拡大で間違いなく脱ドル化が加速化する。25年にはさらに拡大する予定であり世界の過半数がBRICS傘下となり脱ドル決済をすすめることで、一層アメリカの国力が低下することになる。しがみついている日本は本当に危ないことを知るべき。アメリカ国債保有世界一の日本だから、アメリカ国債が売れなくなったら(実際売らせてくれないが)、さらに買わされて。年金などもまた破綻するだろう。最近政府が推すNISAなどもこのような裏を感じざるを得ない。NISAは損しないなど真っ赤な嘘だろ。株で損ゼロなんて小学生でも理屈を知れば理解できる嘘だ。
恐ろしいバカ国 日本になりつつある。