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メロダインを使った歌編集のTIPS

メロダインを手に入れてから基本的に歌編集はメロダインを使っている。

最初は慣れているCubaseのVariAudioでラフに編集してからメロダインで微調整していたが、VariAudioで編集すると失敗したときに簡単にやり直せない。

もちろんリップノイズなどは最初の段階で波形から削除したり、ゲインを下げたりしてトリートメントするが、その後は先にメロダインで読みこむ。

なので歌編集の順番は ①トラックの選択②ノイズなどのトリートメント③メロダイン読み込み となる。

メロダインはARAではなく、プラグインで立ち上げている。この理由は仮にメロダインでやりすぎて後で戻したい。そんな時には、メロダイン上の波形でやり直したい部分を一旦削除(カット)し、その部分を再度読み込めばやり直しができる。ただしある程度わかりやすい範囲で作業しないとデータが重複したりするので注意が必要。

あとそもそも、その部分のトラック選択からやり直したい時には、まずメロダインをオフにする必要がある。Cubaseの場合、プラグインを一旦立ち上げて左上のオンオフボタンを押さないとオフにできない(不具合なのかもしれないが)が、それでオフにすると元データが再生される。メロダインの構造はプラグイン上にオーディオデータを読み込んでそれを再生するので、メロダインをオンにしたままで、その部分のデータを削除しても無音になるだけなのだ。

いずれにしても、この方法だと、元データは弄っていないため、比較的に簡単に後もどりできるメリットがある。この間使い込む中でVariAudioよりメロダインのほうが音質変化は少ないと感じている。もちろん何も挟まないのがベストではあるが、メロダインで読み込んだデータが最終的に出来上がった楽曲に明らかに影響するようには感じなかった。もちろん調整が過度になるとダメであるが、うまくピッチやタイミングを調整できれば、最終的には使うメリットは高いだろう。

私のバージョンはAssistantだが、ほぼ歌(以前リアルなウッドベースで少し使った)なので、このバージョンで必要十分だと感じている。

下位バージョンでは特に、ボリューム、タイミング、歯擦音のツールが使えないが、実はピッチだけでなく、この3つがかなり有効である。

ボリュームはトラックのボリュームカーブで対応できると思いがちだが、歯擦音の対象でない耳につく音(ツとはたまにある)など、細かな作業だが、そのあたりの波形を分割して、該当する部分のボリュームを小さくすると抑えられたりする。あと何度も書くが歌にとってタイミングは非常に重要なのだ。上位バージョンのeditorでは複数トラックは使えるのと、複数トラックのクオンタイズを一致できるなど便利な機能はあるが、まずassistantがあれば、基本的な使い方がマスターできる。なので歌ものを作るなら多少無理してもassistantは入手してほしい。