先週に続いて歌録り。今回はまた先週と違うシンガーだが、機材をUA Apolloから入れ替えて初めての録りなので、なかなか面白かった。
マイクも今回のシンガーがかなり太い声なので、あえてLewittを試した。
まずBig sixのプリアンプはすこぶる素直な音で、かつ存在感がある。価格は安いがSSLだけあって、それなりのクオリティは維持していると痛感した。倍音を付加できるVHDがないので、音にくせをつけることができないがチャンネルコンプや3バンドEQもあるので、必要十分だと思う。とにかく録り音も予想以上に良く、他のプリがなくてもこれだけで対応できるレベルだと思う。そう考えるとこのプリが4チャンネルついているBIG SIXはコスパ高い。コンプはレシオ固定でスレッショルド以外はオートな簡易タイプだが、軽くピークを落としたりするのには使える。1176のうように攻めた設定は無理だが普通に録るには何ら問題ないかと思う。
BigSixは基本ミキサーなので、CUE BOX的な使い方もできるので、録り時のオケバランスなども単体で完結できるのもメリットだろう。
最も驚いたのはLEWITTのマイク。ややハイあがり気味とはいえ、中低域もおいしい部分はちゃんと拾ってくれている。抜けが良いのでシンガーから歌いやすいと好評だった。
ユーズドだが2万円ほどでこのクオリティのマイクが買えるとは良い時代になったものだ。低価格ではあるがLEWITTは侮れない。