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ウクライナの状況

ようやく最近になってウクライナ敗北の話題が日本メディアにも出てくるようになった。意図は支援金をださせるための世論形成なのかもしれない。

昨年の反転攻勢が完全に失敗した時点でこの状況は見えていたようだが、ヤフコメ民は相変わらず、これを許せばロシアが領土拡大をすすめると必死に書き込んでいる。
ロシアには膨大な領土がある。人口は1億6000万人ほど。次はヨーロッパだと煽る根拠が乏しすぎないか?少なくともプーチン、カールソンのインタビューを全て見てからコメントにしてほしいが、おそらくそんな思慮もないんだろう。

ロシアはクリミア併合した背景、今回の軍事作戦の背景はそれなりに理由がある。

単に戦争したいと思っている訳ではない。そもそも自国ファーストの姿勢で国民を戦地に出したいと思うはずがない。

ちなみにノー天気なヤフコメはもっと孤立化させろと書いてるが、ロシアにしてみれば孤立化させようとする行為が西側の自殺行為だと認識しているだろう。

ブリックスの拡大+グローバルサウスの連帯。とうとうECOWASが昨年クーデターで反転したニジェールへの制裁を解除した。もうアフリカでも西側の優位性が無くなったと考えるのが良い。

国連に対する幻想も同じ。前にも書いたが国連って戦勝国連合であって、本来的な世界を守る平和の連合でも何もないのだ。証拠として日本は敗戦国だから多額の負担金を長年貢いだのに常任理事国入りはおろか、敵国条項さえ撤廃してもらえていない。要するに戦勝国に対する植民地国家みたいな扱いなのだ。国連の常任理事国に中国、ロシア、アメリカ、フランス、イギリスが入っていることを見ればわかるだろ。戦勝国常任理事国。そこにはいわゆる西側も東側もない。

WHOもしかりで、世界の健康を守る最後の盾であるような幻想は捨て去るべきだろう。

日本人は私も含め、敗戦国の学習として、学校教育で国連やWHOは崇高な存在であると教えられてきた。世界で困ったことがあれば国連が中立的に守ってくれる。

そんなバカバカしい幻想を未だに抱いている人が多いかと思うが、世の中そんなに甘くない。もっと現実を見るべきなのだ。現実とは事実の積み重ねで見ていくしかない。