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BRICS会議のこと

さすがに国内メディアでも少しは出てきたが(テレビでは話題になっていない)、BRICS会議で新たにエジプト、エチオピア、アルゼンチン、イラン、サウジアラビアUAEの6か国が加わることになった。イランとサウジが加わったこと。

そもそも両国の関係は良くなかったが、サウジの体制変更もありアメリカから距離を置くようになったこともあり、反米体制だったイランと歩み寄れる関係となったようだ。

イラクも結局のアメリカのネオコン勢力により破壊された。フセイン政権はソ連と共同で油田を開発し国有化した。その決済をドルからユーロに変えようとしアメリカの反感を買った。独裁者として国民を苦しめてきたわけではないようで、結果的に大量破壊兵器もなく、クウェートの女の子が米国議会で涙の証言をして突入した武力行使も後に、広告代理店の茶番であったことも露呈している。要するにアメリカがフセイン政権を倒すために仕掛けた悪事であった。イランにしても過去のイラン革命では、親米体制をクーデターで倒したことで今になっている。アメリカがイランを敵視するのは当然だろう。

今回のBRICSの拡大で中東のつながりが強まったと考えられる。背景にはアメリカ(ネオコン)に対する反抗があるのだろうが、昨年のことだったか、バイデンがサウジに対し原油の採掘を増産するように依頼したが、サウジが断ったことなどからも、アメリカの影響力が弱まったとも言えるでは?

BRICSへの中東大国の参加で、西側と敵対関係にあるロシア、中国、また中立的な立場に立つインドなど強大大国との関係が強まることになる。

国連とかG7が正義という状況はすでに終わりつつあるのかもしれない。まあそもそも国連=正義とか信じているのは日本人だけなのかもしれないが。