ちょっとマニアなブログ

ベース弾き、コンポーザー、ちょっとマニアな内容満載かもです

Waves R Bass プラグイン

かなり前から使っているWavesプラグイン

ルネッサンスシリーズの一つだが、ルネッサンスコンプも含めこのシリーズはいまだに気に入っている。とにかく音が素直でコンプとしてもピークを抑えるという目的ではクセもなく使いやすい。

今回紹介するのはルネッサンスベースで、実際にレコーディングしたベース音やシンセベースの低域を少し足すのによく使っている。

ベースサウンドではミッドが結構キモになって、あまりローが強いと音がぼやけたり、キックと被ったりするため、ややローは抑え気味に録っている。

最終的なバランスでもう少しローがほしい時にEQでブーストするよりこちらを軽くかけたほうが良い結果となるケースが多い。

使い方は至って簡単。下段のfreqで補足したい周波数を設定してintency(強度)でどれだけ付加するかを決めるだけ。

これってベース専用ではないので、2ミックスやほかの音源にも使える。確かOzoneにもそんな機能があったような気はするが、このわかりやすさは替え難いかと思う。

 

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Lakeland Shoreline 55-94 Delixeのこと

何年か前に中古で買った個体。レイクランドは好きで4弦は当時韓国製だったスカイライン、国産ショアライン、本家USAとすべて所有したことがある。

スカイラインは新品で買ったが結局すぐに手放した。これは全く別物。本家はさすがに良いが何故かオプションのDチューナー付きでやたらヘッドが重い。気に入ってたが何故か処分してしまった。

この個体はたまたま心斎橋の石橋楽器でみかけてそのままお持ち帰りしてしまったが、とにかく軽い。スワンプアッシュなのでホワイトアッシュよりは軽いのは理解できるが、5弦でアクティブなのでアルダー素材のフォデラ4弦よりはるかに軽い。

あとはとにかく弾きやすい。弦高もかなり低めに設定できるのでネックがそれなりに強いんだと思う。ちなみに購入してからロッドは一度も回していない。

正直フォデラもネックは動くし、USA系本家やマイクルルなども良く動いた。やはりこのあたりが日本製の強みなのかもしれない。日本の気候に順応した木材を使っているのだろう。音は至って素直。多彩な音がでると言われる55-94のピックアップ配列だが、正直ミュージックマン設定など使ったことがなく、至ってシンプルなフロントとリアはブリッジ側をシングルで使う2ピックアップのジャズべ設定ばかり。ただしジャズべと比較してもパキパキした音は出ず、ちょうど良い程度の芯のあるしっかりしたベースらしい音が出る。最近このモデルは販売終了になったようで、ショアラインシリーズ自体が受注停止状態となっている。新品価格は40万らしく確かに高すぎるが、中古市場で安く出ていたら買いかと思う。

ちなみにショアラインはヒップショットのライトペグなのでヘッドも軽くて使いやすい。唯一の不満点は、座って弾くとボディの角部分がフェンダーより短いので足に当たって痛いことかな。

いずれにしても中古で13ー14万円くらいで状態の良いものがあれば、買いなのでおすすめ。ただし派手な音は期待せず王道のベースとしてになる。

 

 

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NI Battery4のパラアウト設定について

ドラムミックスでそれなりに音作りするためにパラアウトは必須。Battery4のパラアウトのについて記載してみた。

ミキサー画面などでパラアウト設定はできないので、少し分かりづらいが、まずDAW側でのアウトプット設定を終えた後に、対象音源をいわゆる右クリックするとメニューが表示される。ここでバス設定やパラアウトを設定することができる。いくつかの音源をバスにまとめるならバスに送って、バス自体のパラアウトを設定するような流れとなる。この手のソフトは直感的に使えるのでマニュアルなど読まないが、この設定は必要に迫られるので記載してみた。

 

 

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Native Instruments Play Series ANALOG DREAMS

以前無償配布していたようだがこれも13にあげて入手したプレイシリーズ。

使い方は至って簡単でこれも2つの音をミックスして音を作るもの。

名前通りアナログシンセ系の音が満載でシンセ同様にカットオフフリケンシーやレゾンナンスを弄れる。トランスポーズやピッチの変更もできるし、エンベロープ(アタックタイムやリリースなど)も変更できるのでそこそこ音作りは可能。

ただしこれもサンプリングベースでありシンセではない。なのでサンプリングされた音源2系統をミックスして、フィルター等でできる範囲のエディットができる音源である。このシリーズを使ってみて正直その考え方にはかなり感心した。初心者でもほんの少しの知識があれば音作り(正確にはエディットだが)ができる。

それなりに使える人でも日常的にはプリセットをもとに修正することが多いと思うので、このシリーズならそんな利用方法に最適だと言える。

そんな意味では、IK のSyntronicにも近い感覚かもしれない。

 

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Native Instruments Play Series Lo-FI GLOW

Native Instruments Komplete Ultimate13に入っていたKontactベースの音源。

プレイシリーズは以前からHybrid Keysは結構お気に入りでよく使っていた。

今回13にあげて、プレイシリーズが多数入っていたので現在お試し中。

今回EDM系の音源を作っていたのでLO-FIを使ってみた。

とにかくいろんな系統の音が入っているので、これがこのプラグインの音であるというのがない。確かに全部LO-FI系であるが。

このプレイシリーズの共通点は2つのサンプル音を混ぜてエフェクトなどで処理することで音を作る構造。なので元の2つのサンプル音に関係ない音は出せない。

この2つのミックス比を変えることで好みの音に近づけるイメージ。

なので基本はプリセットで作業することになる。今回使ったプリセットでは片方は完全なるノイズだった。この比率を下げて、ビットクラッシャーなどのかかりを変えたりする。制作曲がAudiostock向けだったので、あえてノイズは最小限にした。(Audiostockはノイズにうるさいのだ)

音に個性があると不思議とフレーズが浮かぶ。今回も見事にハマったので結果オーライ。ただしこちらも膨大なサンプルの一つであるため、使いたかった音を探すのが最も大きな障害になってきている。メモかなにかで気に入ったものと音の特徴を記録しておいたほうがいいのかもしれないが、そのメモが多くなって、メモを探すのに時間がかかるのも本末転倒だし悩ましい問題である。

 

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Native Instruments BATTERY

かなり以前からあるドラム音源だが今も健在。単にドラム音源というよりもショットサンプラーといったほうがわかりやすい。

基本サンプリングした音をキーに割り当てて鳴らすだけ。もちろんサンプリング音の加工(ピッチやループ編集、エフェクトなど)も可能。

プリセットで808や909など往年のドラムマシーンのサンプルもあるので、すぐに使えるのもありがたい。Komplete9から13にあげてサンプルが拡張されたようで、プリセットが膨大な数に増えていて正直何を使っていいのかわからなくなった。

アコースティック系には全く使っていないが、前述の808や909、伝説?のRINNドラムなどのサンプル音が入っており懐かしくて、エレドラ系ではたまに使う。AddictiveDrumはアコースティックドラムを加工してエレドラ的な音にしているが、こちらはリアルなエレドラ系のマシーンをサンプリングしているので、より電子色が強い。リンドラムは当時高値の花だったが、リアルな音で人気だった。今聴くと平坦なサンプリング音だと感じるが、逆に平坦でLOFIさ(リンドラムは8ビットサンプリングだった)がいい風合いを出してくれている。リンは当時プリンスなどもよく使っていた音なので一度は聞いた人も多いかと思う。

個人的にはシモンズなどもあれば面白いかと思うが、BATTERYって結局のところプリセットサンプラーではなく、自身でサンプリングすることもできるので手軽に使えるのでもっと使いこなさないと、、とは思うのだが、音があふれる時代なのかそんな工夫をしなくなっている自分がいる。

 

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Addictive Drums2

ドラム音源はCubase付属以外では、以前紹介したBFD3とこれがメインとなっている。

NI のBatteryやStudio Drummerシリーズなど他にもいっぱいあるのだが、リアルなドラム系はBFD、その他はこれを立ち上げることが多い。

実はAddictive Drums2は購入したのではなく、以前Xln Audioがメールアドレスを流出(チェーンメールをご送信した)させたお詫びとして無償提供されたものだ。ちなみにAddictive Drums1は購入していたが動作しなくなっている。

この音源はBFDより軽く、すでに出来上がった音が特徴。なのでリアルなドラムの音で演奏させるには向いていない。エフェクトも作られているので、下手にエディットするよりそのまま使うほうが多かった。個人的にはダイナミックレンジが少し狭く感じており、表現力には乏しい気はしています。それでもこの音が合うときには重宝している感じです。エクスパンションでエレクトリック系のものがあるのでちょっとほしいかなとは思っているが、意外と高いので使用頻度を考えると断念してしまうw

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