Arturia サンプラーシリーズの第三弾。
ただこれはサンプラーとは言えないかもしれない。実機のようにハードディスクレコーディング機能などは無いが(今時要らないし)、サンプリングもできる。
さてこのマシンはサンプリング機能を持つデジタルシンセ。
スロットは12個あり、各スロットにサンプルを設定するか、シンセサイズするか決めることができる。
デジタルシンセは、24に分かれた周波数のキャリアと24のモジュレーションで音を作る。
下記はサンプルを取りこんだ場合 ブラウズサンプルから自身で作ったWAVも選択できる。
シンセシス部分でキャリアーの1から上にいくと周波数が倍音的に高くなる。
この辺りを上げ下げすると明らかに音が変わるのでなんとなくのイメージはわかると思う。モジュレーションは各キャリアに変調を加えるもので、この組み合わせで音作りを行う。もちろんこれ以外にアンプ部分もあるので、アタックやリリースも組み合わせて作ることになる。なかなか音作りの難易度は高いので、地道に努力するしかない気がする。ただ多少でも操作性を理解しておけば、プリセットを少しだけ変えたいときなどにも役に立つかもしれない。
これがミキサー画面でかなり細かいレベルで詰めることができる。
結論としてシンクラビアはサンプラーとして使うものじゃないですね。ただやり方次第ではかなり面白い独自の音が出せるかと思う。