このベースはおそらく珍品かもしれない。
東京の中古楽器店で見つけて購入。中古楽器店だったがおそらく代理店では扱っていないベナベンテの最もシンプルなラインのようだった。
ベナベンテはアメリカのルシアー クリスベナベンテが立ち上げた工房。このモデルでも採用されているボディがネックの真ん中近くまで伸びたデザインが特徴的。本来はエキゾチックウッドなど多様しているが、このモデルはシンプルでフレームメイプルをトップに使っている程度でネックもメイプル仕様。かなりレアモデルになる。アトランシアを購入したくて手放したが、今手元にあったら面白かったかもしれない。
ベナベンテといえば結構なハイエンドに思えるが、このモデルは正直飾り気なし。
ピックアップはオリジナルで、ケンアームストロングが監修していたようだ。プリアンプもオリジナルで、3バンドだがローはブーストのみ。
いう不思議なサーキット。ピックアップはハンバッキングのようで実はシングル。音は意外に素直かつクリアでパキッとした音が出る。
出過ぎない上品な音だし、しかもめっぽう弾きやすい。弦高もかなり落とせるが、ネックの途中までボディが伸びていて、ボルトオンされているのでネックも動かず安心して使えるベースだった。 おそらくもう二度と手に入らないだろうな。
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