ちょっとマニアなブログ

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一生ものってよく聞くが

基本的に使うものにこだわる人間であるが、一生ものということには疑問を感じる。

先日 何かの動画で一生ものとして今まで1万円以上の靴を買ったことはないが、エドワードグリーンやジョンロブを買おうか迷っていることに対するコメントがあった。

その時のコメントは5万円~10万円で探して、それでもまだ欲しいならステップアップとして買えとあった。靴は1点豪華主義のアイテムらしい。

もちろんそれだけの余裕があればいいが、20万円の予算あるなら、ローテーションを考えて服に合った靴を複数揃えたほうがいい。靴なんて20万でも3万でも履き続けば痛むし、ソール交換などのメンテをすることも含めある程度本格靴に慣れてから高いものに手を出すできだと思う。履いたことないのにいきなりエドワードグリーンやジョンロブなどレザーソールの高級品を買っても、すぐにソールがいかれダメージを受ける。

それならまずスコッチグレインの3万円くらいの合成底から入って、仮にメンテできず履きつぶせば、メンテの必要性や靴の扱いを学ぶ機会にもなるだろう。

自分自身初めてレザーソールのものを買って、通り雨にやられてダメになった経験がある。レザーソールは確かに快適ではあるが、よく動くビジネスマンが履く靴ではないと断言する。ダイナイトやビブラムなどの合成底のほうが悪天候にも強く、減りも少ない。レザーソールは、それを通ってからでも遅くないだろう。

ただ3万円程度と書いたのは、グッドイヤーであっても2万円未満の靴にオールソール1万5千円は出さないだろうと思ったため。ただしこれは個人の愛着もあるので自由にすればいいだろうが。

さて本題の一生もの。時計や楽器も一生ものと言うが、一生ものといっても一生飽きずに使えるかは疑問である。人にもよるが嗜好性が変化する中で、欲しいものが変わる。

僕はこだわるのは、流行やトレンドに単に左右されないこと。

流行やトレンドは売りたい側が勝手に作っているだけ。なので好きなものが決まっていればそれを使い続ければ良い。その好みが途中で変わったら、それは一生ものにならなかったという結果論だろう。

靴ならパラブールのシャンボード、トリッカーズのカントリーなどは王道であるが、時計なんてパネライのラジオミールやフランクのトノーカーベックスは、時計マニアからは罵声を浴びるだろう。でもそれは自分の好きなデザインで好きだったらそれでいい。

一生ものを考えるより、自分の本当に好きを見つけて、全体のコーディネートを楽しめば良いと思う。