使ったことない人には意外に感じられるかもしれないが、このトノーカーベックスという形状。なかなかサイズ選択が難しい。縦に長いが横幅は狭いので、ラグ幅は狭くなってベルトも細めになる。
そのためか太めの腕には華奢な感じもする。
しかし正面からみたバランスはなかなか絶妙で美しい。これより大きいと目立ちすぎて違和感を感じるだろう。私には6880がちょうどよかったかと納得。
この時計は実に不思議で、華奢で落ち着きのある感じを出しながら、かなり派手ないでたちも見せる。このビサン数字のトリックなんだろう。
ケースの女性的な美しさと、仕上げの上品さに対して、ビサン数値が強く主張しているのがこの独特の雰囲気につながっているんだろう。
ガワ時計と揶揄されても、付ける喜びを感じられる不思議な時計だと思う。