ちょっとマニアなブログ

ベース弾き、コンポーザー、ちょっとマニアな内容満載かもです

音楽制作で最近感じること

数か月前に知り合ったシンガーから依頼を受けて曲を制作した。最初はイメージがわかりにくいかと思い、ある程度のアレンジを施して渡したのですんなりGO。
とりあえず歌録りまでの段階に来た。1週間もかかっていないので、先方からもう一曲と依頼が来た。今度はどの程度でイメージできるかと思いピアノとメロだけで送ったら、イメージが違うとの返答。
その後本人からイメージに来た動画(既存曲)を聞くと、全く聞いていたイメージと違っていた。それならアレンジ次第でどうにでもなるのだが、メロディの世界観でどこまで表現できるのかってなかなか難しいと思う。また今回の場合 もらった曲が今まで声を聴いてきたその本人の歌とかけはなれていたこともある。まあ好き=できるとは違うのだが、この辺りもやってみる中で教えていく必要があるのだろう。

それなりの年齢だが、シンガーとしてはまだまだ。自分が表現したい、できる世界観と音が未だ一致していないのだと痛感した。

 

その後 本人が他のユニットで作った曲というのを聞かせてもらったが、まあ今でいうLo-Fi EDM的なもの。曲というより音で遊んでる程度であった。制作者もまだ熟練したレベルではなく、DTMで音が作れることが楽しくてやっている印象。それはいいと思う。ただレベルが0dbオーバーしまくりと、センターに音が固まり広がりがないので、もっといろんな音を聞いて、アレンジを学ぶべきだと思うが、そんなことはもちろん本人には言えないので悩ましい。若手?だと思うが正直レベル的には初心者なので、アドバイスしてあげたいと思うが、自分で学ぶことなんだろうな。

自分の時はDTMなんて言葉もなかった。いわゆる宅録。 DTMが一般化して、にわかDTMerが増加してきた。おかげで機材なども低価格化がすすんだが、反面 簡単にそれっぽくできるので、質は両極端化したんだなと改めて痛感した。

楽器を弾けなくてもできるが、やはり音楽するなら何か楽器はある程度突き詰めたほうが良いと感じている。あなたはPCなしで人前で音楽できますか??これって意外に大切なんじゃないかな。。。