ゼレンスキーは民主主義を守るために戦っているから支援するのだ。と言われて約3年たった。 民主主義と独裁主義の違いは明らかなのかもしれない。民衆が自ら政治を行うが全員でできないので代表を選んで政治するのが民主主義。なので民衆の意見を代表するのが政治家の役割となる。独裁政治は国王などに権限を集中させている。かつてのシリアやイラク、サウジなどは民主主義ではないが、ロシアはプーチンが国王ではなく、民主主義国家である。
正確に言えばウクライナが民主主義を守るためには理論的に矛盾しているのだ。
その話は置いておくが、日本は民主主義なのか?
大衆の代表である政治家が国会で議論して政治するので、形式的には民主主義だ。
ここで話題にしたいのが、民主主義は多数決なのか?である。
本来目指すべき姿は、国会で議論を尽くして全員一致である。ただ現実的に限界もあるため最終的に多数決で決まる。ここで大きな過ちを犯しているのが、じゃ過半数ギリギリでも押さえれば何でも決められるという安直な論理なのである。
議決する前提は、少数派の意見にも耳を傾け、議論をし尽くし一致できる方向性を探ることが重要なのである。そのために国会だけでなく専門委員会もある。
専門委員会に同じ意見を入れて一致したからあとはほぼ独断で国会採決となれば完全なる詐欺レースなのだ。
今の日本を見ていると、本当に民主主義のことを理解して政治家になっている人は少ないかと感じる。LGBTQの件など、ほぼ議論なしに決まった。それでもおそらく与党政治家の大半は過半数の賛成があったから民主主義だというだろう。
当の政治家は、ほとんど世襲制かタレントなど票とりマシーン、官僚出身者を選んでおり、少なくとも上層部のいいままになるとしか思えない。
もちろんここに例の裏金も動く。お金を貰えば、エプスタイン事件と同じで、みんな仲間で足枷を付けることになり、反対意見など言えなくなる。
もちろん上層部には日米合同委員会があり、アメリカがいるんだろうけど。何が何でも採決だとする今の日本に民主主義を語る資格などないと思う。