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セルゲイカルガノフ

以前にも書いた気がするが、及川氏がチャンネル桜で語っていた内容が分かりやすかった。

カルガノフはロシアの著名な学者でプーチンのブレーンとして知られている。

カルガノフが昨年出した論文が海外でも論争を呼んだと以前伊藤貫氏が語っていた。

その内容は、西側諸国のいわゆるエリート層(支配層)は、本当の意味で核の恐ろしさを理解しないまま、核をチラつかせている。戦後70年を経てエリート層が核の脅威について軽く感じているのである。この状態で彼らが核を持つことはハルマゲドンを招くことになる。なのでロシアが悪となっても、何らかの形(警告の上住民に被害が出ないような処置が前提のようだが)で使用することもアリだと言うもの。

もちろんこの論文はプーチンもメドベージェフも理解しており、これが様々発言にもつながっているようだが、核で殺戮したいわけでもなくて軽々しく核を振りかざすことに対しての威嚇だと受け止めるべきだろう。ただ併せてバイデンを筆頭に今のネオコンが核を実際に使用するほどの覚悟すらないことも言及してる。覚悟のない人間が軽々しく核を振りかざすなということ。 

世界の流れについてこう分析している。

今回のウクライナ紛争の対ロ制裁によりロシアはBRICSおよびいわゆるグローバルサウスと連帯することで、グローバルマジョリティーとなった。むしろ日本人が妄信している西側がマイノリティ側となった。世界はこれまとは違う構図になっているのだ。

この背景にはバイデン政権を中心にアメリカの弱体化が明らかになったこと、アメリカに追随する西側諸国のエリート層の劣化(頭脳、行動、思想含め)が露呈したと語っている。最も好例が岸田首相であろう。政敵と言える安倍首相の暗殺後、今回の裏金問題も含めシナリオ通りなのかもしれないが、現在のアメリネオコン政権の傀儡になって、ウクライナへ莫大な国民の血税を垂れ流し、国民には増税し、台湾有事を煽って国防費という名目で予算を拡大し、そのお金でアメリカから武器を買う。その武器の納期も数年か10年先で型落ちのポンコツを買い(オスプレイも一例)、お金は収めても納品される保証もなく口を開けて待っているだけ。そんな健気な岸田をバイデンは国賓で迎える(この構図ご本人はわかってないはずないと思うのだが、日本人の誇りはないんだろうか) 安倍首相の暗殺でビビっている可能性も確かにあるが、国民と国を売って自分を守るなら辞任して逃げ出したほうが男らしいよ。

今の日本が置かれている立場を考えると、ロシア、北朝鮮がつながった中で、遠いアメリカよりロシアと親和性を持つほうが有利なのは明らかである。

あほなヤフコメ民は、ソ連とロシアの方針違いも判らず、ロシアが戦後南下して北方領土を奪ったとからあいつら信用できんと宣う。スターリンプーチンの考え方は明らかに違うし、当時の南下に力を貸したのがアメリカであることも既に明らかになっている。単純な世界じゃないのだ。

仮にトランプがアメリカ大統領に返り咲いたとしたら、どうすべきが真剣に考える時期が来ている。アメリカに追随するにせよ、日本が自国ファーストを明確に打ち出すこと、ロシアとも交渉しながら国交を正常化し、米軍撤退も視野に入れた準備をすすめる。そのような背景が無い限り、安易に憲法改定論議はすべきじゃないよ。

特に支持率もない、嘘つき、金もうけ主義、大資本ベッタリの岸田政権が改定するとして、国民本位の改定ができるはずもない。

そういや安保でアメリカが日本を守ってくれると言う話にも言及していて、国連で日本が敵国条項の停止を求めたが、それを支持しなかったがアメリカである限り、アメリカはどこまでも日本を隷属したいのだろう。西アフリカがフランスからの真の独立をかけて戦い、ロシアの傘下に入ったことも含め、自国の未来を真剣に考える時期がきているだろう。いずれにしても今のアメリカはかつてのアメリカではないのである。