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ARTURIA Emulator V

イミュレーターといえば80年代シンクラビア、カーツウエイル、フェアライトCMI、PPGと並ぶモンスターマシンだった。

当時現物を見る機会などなく憧れの存在だったのは間違いない。当時販売していたEmuシステムズはすでに存在しないが、一般的にはProteusシリーズのほうが馴染みが深いかもしれない。

私自身はProteus1を販売すぐの時期に購入しており、その後E5000ultraというEⅣシリーズのサンプラーも持っていた。ROM焼き付け式の音源としてはVintage KeysやProteus2000も使っていた。

Proteusは今でも好きでKontactの音源が販売されていたので所有しているが、あまり使う機会はないw

さてこのARTURIA Emulator VはイミュレーターⅡをモデリングしたもので、デザインもそのもの。出てくるプリセットも粗いが存在感のある音でLOFI感がかっこいい。

もちろんサンプリングした音をエディットすることもできるし、リアル機よりも実質的には優れている。前述したがハードのE5000も使ったことがあるのでわかるが、E-muのフィルターは良く効いて秀逸でこのモデリングも素晴らしい。

実は最近になって現物のイミュレーターⅡに触れる機会があった。これは懇意にしているスタジオのS氏が所有しているものだが、ちゃんと動作していて、もともとフロッピーから読み込むのをUSBメモリから読み込めるように改造されていた。

それでも音色の読み込みには結構時間がかかるようで、今の便利さを痛感した。

このEmulator Vもフェアライトと同様にざらついた音ではあるが、この質感が楽しい。特にストリングスやボイス系、またループしたドラム音源など他では出せない音がいっぱいある。プリセットもかなり多いので、ここぞというときに音を選んで使うことが多い。 本当なら自身でサンプリングして音源として使うのがあるべき姿なのかとは思うが、、、、昔使っていたAKAI S612で彼女の声をサンプリングしてシンセにレイヤーで使ったのが懐かしいw