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ウクライナの状況

昨年発生したノルドストリームの破壊が米国によるものだと、著名なジャーナリストのシーモアハーシュが2月に発表したが、その続きが出てきた。

ホワイトハウス諜報機関(CIAなど)が共同ですすめたようだ(実際の工作にはノルウェーの部隊が関与している)。当初諜報機関にロシア侵攻をけん制するためにとすすめてきたが、ホワイトハウスネオコン勢力)の目的は、ドイツを中心にヨーロッパがロシアの低価格な天然ガスの供給を受けることで、ロシアとヨーロッパの関係が強まり、アメリカの影響力が低下することが許せなかったということのようだ。

結局被害を受けるのは、ヨーロッパの庶民。

戦況的にもかなり厳しく、ウクライナの徴兵年齢は65歳まで(将校は70歳まで)引き上げる法案を審議しているようだ。反転攻勢などほぼ皆無で日本メディアで言う奪還は一時的に数キロ圏進んだ程度のようで、ロシアは入ってくるのと待ち構えて叩くような戦略をとっているようである。兵力差を考えても勝ち目はない。

そんな中で鈴木宗男がロシアに訪問したことに対し、またもやおバカなヤフコメ民は騒いでいる。中には訪問するのは良いがロシアが戦争に負けてからでよかったのでは?

何十年後のこと? 実現できるの?

少なくとも早急にロシアとのパイプを持つことは、日本の国益になる。少なくともウクライナは日本にほとんど影響しない。そもそも今回の紛争でロシアが獲得した地域がウクライナでも主要な産業を握る都市。仮にこのまま紛争が続いて、オデッサをロシアが押さえたら、ウクライナは経済的には今よりもっと大打撃を受けることになる。

いかに国際的にバランスを取るか?が重要なんだと思うが、今の日本には無理なんだろうな。